やさしい風プロジェクトとは?
地域の企業が子どもたちの『食』の支援を行うプロジェクトです。様々な家庭の事情で、十分な食にありつけない子どもたちや、栄養のある食べ物を口にできない子たちがいます。
地域の力で
行政だけに任せるのではなく、民間で協力し合いながら行う取り組みです。
子どもは未来
地域を元気にするには、まず子どもたちが安心して暮らせる地域作りが大切です。
継続できる形
関わる全ての人が決して無理をすることなく、自分たちに出来ることを継続して行います。
仕組み:やさしい風プロジェクトのシステム
企業と子どもたちをつなぐ、感謝の循環システムです。
企業がチケット購入
サブスクシステム(月払い/年払い)で子どもたちが食事をするためのチケットを購入します。
子どもたちが食事
チケットを使ってレストランで食事をしたり、お弁当をもらうことができます。
感謝のメッセージ
子どもたちは協力企業の皆さんに感謝のメッセージカードを書き、食事と交換します。
企業へお届け
集まった子どもたちからの感謝メッセージを、協力企業の皆さんにお届けします。
応援の循環
企業に"ありがとう"が返り、応援の循環が生まれます。
地域に広がる笑顔の輪
おむすびを受け取って嬉しそうな子どもたち
レストランまで来ることが難しい子たちもいるため、定期的に各地におむすびを作って配布に行っています。毎回たくさんの子供たちが集まってくれますが、満面の笑みでおむすびをほおばっている子たちの笑顔を見ているとなんともあたたかい気持ちになります。
みんな一生懸命にメッセージカードを書いて『また来てほしい!』と言ってくれます。
お兄ちゃんのやさしさある男の子がおむすびをもらった後もなかなか帰らずに、学校であったことや友達のことを話してくれていました。そして、みんながいなくなった後でポロっと『妹の分ももらえませんか?』と言いました。
詳しく話を聞いてみると、家に幼稚園の妹がいて、お母さんが帰ってくるのが遅いため、それまで夜ご飯がないんだということでした。お兄ちゃんのやさしさに心があたたかくなり、妹の分のメッセージカードを書いてもらって、おむすびを渡しました。
男の子は大きな声で『ありがとうございます!』と言って笑顔で帰っていきました。お兄ちゃんから妹へ、笑顔の輪が広がっていけばいいなと願っています。
兵庫県尼崎市では、地域の"スーパーマルトク"さんが中心となり、子どもたちへ温かいお弁当とポップコーンを届けています。
宮城県石巻市の『パーラー山と田んぼ』さんでは、障がい者の方たちと一緒に作った、おいしいパンやお弁当をお渡ししてます。
静岡県沼津市の『おむすび結』さんでは、キッチンカーでおむすびやカレーを地域の子供たちに配布しています。
子ども食堂の課題
全国各地にある子ども食堂ですが、大きく2つの課題が挙げられます。
1
開催頻度が月に1回程度
各地の子ども食堂の90%以上がボランティアで運営されているため、開催頻度は月に1回程度が限界です。『いつ行っても食べられる』状態を作るため、ボランティアではなく運営費（人件費、材料費など）をまかなえる収益を上げる、ビジネスモデルを作る必要があります。
2
『子ども食堂いじめ』の問題
『子ども食堂に行っていることが知られたらいじめられるかもしれない…』という心配が、SNSの発達と共に増えてきているため、子ども食堂という名前を出さずに開催しなくてはいけない現状があります。 誰でも安心して利用できる環境作りが必要です。
ボランティアではなく、経済的な仕組みを作り地域に根付かせることと、全ての子どもがいじめの心配をせず利用できるように、やさしい風プロジェクトの仕組みを作りました。 『子ども食堂問題』は、全国各地どこでも必ずある課題です。解決している自治体はほとんどないと思います。『やさしい風プロジェクト』が全国に広まり、たくさんの地域が『子どもにやさしく住みよい街』となることを願っています。
お問い合わせ
一般社団法人非営利型クローバーブリッジ
やさしい風プロジェクト事務局
やさしい風プロジェクト事務局
おむすび屋『みりにあむ』
担当: 案浦豊土(アンノウラトヨト)
電話: 080-2668-6164
Email: toy_ottoman@yahoo.co.jp
子どもたちの笑顔のために、一緒に地域を育てていきましょう。皆さまからのご連絡を心よりお待ちしております。